高松国税局が28日までにまとめた2014年度の国税収納状況によると、四国4県の総額は前年度比3.0%増の1兆287億7700万円で、07年度以来7年ぶりに1兆円を超えた。昨年4月の消費税増税が寄与し、2年連続の増収となった。愛媛は1.8%減の4309億3700万円で2年ぶりの減収。法人税の大幅減が影響した。
 愛媛の内訳は、消費税と地方消費税が36.0%増の1207億5700万円。法人税は21.6%減の769億6300万円で過去10年で最低だった。国税局によると、復興特別法人税の廃止に加え、前年度は一部企業の好業績に伴う大幅増収で過去10年で最高だった反動とみている。源泉所得税は13.9%減の880億7800万円。申告所得税は7.5%増の188億9400万円。